BNeffecorは変換の際に遅延と残響を付加します。

遅延と残響の合計は約1.5秒です。残響は耳には聞こえませんので、曲間の無音のギャップはもとに 比べて1.5秒長くなります。通常はこれは問題になりませんが、もとの曲間に無音のギャップが設定されていない 場合には、付加された無音のギャップは違和感を与えます。

次の方法で、無音のギャップが付加されるのを防ぐことができます。


1. 環境設定を開き、切断位置が正しくセットされていることを確認してください。付属のSBNfilterの場合は 切断位置は4776になります。

2. トラックを選択し、”編集” > “次と連続化/連続化解除する”をクリックしてください。このトラックは 次のトラックと連続化され、無音のギャップは付加されません。


次の図はトラック1,2,3が連続化され、同時にトラック5,6も連続化されているところを示しています。無音のギャップ はトラック3と4の間にのみ付加されます。トラックの背景色はトラックが連続化されている様子を示しています。

連続化の過程では以下のことが行われます。


1. それぞれのトラックを変換します。

2. トラックは結合され、付加された無音のギャップは消去されます。

3. 切断位置にてトラックは再び分離されます。

4. 同一の係数を乗じることによって音量を最適化した後に再量子化します。連続化されたトラックは事実上一つの トラックです。BNeffectorは、たとえ個別音量最適化が指定されていても連続化されたトラックの音量を同一に 保ちます。